← ブログ一覧

Claude Code 3モデル徹底比較 — Opus 4.8 / Sonnet 4.6 / Haiku 4.5 の使い分け

Claude Codeで選べる3つのモデル。性能・速度・トークン消費・コストを公式データとグラフで比較して、どの場面でどれを使うべきかを整理する。


登場人物

  • リナ社長 … 高校生なのに会社経営するやり手ギャル。テックにも強くてAI活用が得意。
  • タクヤ … 入社3年目の男性社員。真面目で少しだけコードが書ける。

「で、結局どれ使えばいいの?」

タクヤ「リナ社長、Claude Codeで /model 押したら3つ出てきたんですけど。Opus 4.8、Sonnet 4.6、Haiku 4.5……どれ選べばいいんですか?」

リナ社長「あー、それ毎回みんな迷うやつ。タクヤ、車で例えるとさ、F1マシンと普通車と原付の違いだと思って」

タクヤ「いきなり雑な例えが来た」

リナ社長「失礼な。ちゃんと説明するって。まず全体像、これ見て」

Opus 4.8Sonnet 4.6Haiku 4.5
立ち位置最高性能の旗艦バランス型・主力軽量・高速
コンテキスト窓100万トークン100万トークン20万トークン
入力単価$5 / 100万tok$3 / 100万tok$1 / 100万tok
出力単価$25 / 100万tok$15 / 100万tok$5 / 100万tok
Fast modeありなしなし

リナ社長「Opusが一番賢いけど一番高い。Haikuが一番安くて速いけど、その分シンプル。Sonnetはちょうど真ん中」

タクヤ「なるほど、価格が5倍も違うんですね」


性能:賢さの差はどれくらい?

リナ社長「タクヤ、性能って言っても何の性能かによるのよ。コード書く力、文章書く力、調べ物する力……全部ちょっとずつ違う。まずコード性能の代表的な指標、SWE-bench Verifiedで見てみよ」

SWE-bench Verified(実際のGitHub課題を解けた割合)
Opus 4.8   ██████████████████████ 88.6%
Sonnet 4.6 ████████████████████   79.6%
Haiku 4.5  ██████████████████     73.3%

タクヤ「あれ、思ったより差が小さい?Haikuでも73%もあるんだ」

リナ社長「そうなのよ。ここ大事。Haiku 4.5って『軽量モデル』なのに、ちょっと前の最上位モデル並みに賢い。だから簡単なコードならHaikuで全然いける」

タクヤ「じゃあ全部Haikuでよくないですか?」

リナ社長「甘い甘い。差が出るのは”難しさ”が上がったとき。複雑なリファクタとか、原因がわからないバグ、設計から考える系。そういう”深く考える”タスクになると、Opusがグッと抜ける。逆に言うと——」

タスク向いてるモデル
ブログ記事の下書き・文章リライトSonnet(十分すぎる品質)
定型コード・小さな修正・ログ解析Haiku(速くて安い)
複雑な設計・難しいデバッグOpus(深い推論が効く)
Web検索しながらの調査・要約Sonnet(バランス最強)

タクヤ「文章作成って意外とSonnetで足りるんですね」

リナ社長「むしろSonnetが一番コスパいい。このブログだってほとんどSonnetで書いてるし。Opusを文章に使うのは、ちょっともったいない」


速度:体感どれくらい違う?

リナ社長「速度はね、賢さと逆。賢いほどじっくり考えるから遅い」

体感の出力速度(速い → 遅い)
Haiku 4.5  ███████████████████████  最速(Sonnetの約2倍速)
Sonnet 4.6 ██████████████           標準
Opus 4.8   ████████                 じっくり型

タクヤ「Opusって遅いんですか?じゃあ急いでるときは困りますね」

リナ社長「そこで Fast mode よ。Opusだけの特権機能で、/fast で切り替えられる。Opusの賢さのまま出力を速くできる。ただし料金は割増」

タクヤ「賢さはそのままで速くなるのはありがたい」

リナ社長「でしょ。ちなみにFast modeはOpus 4.8で出力が前バージョンの3分の1の値段になった。それでも通常のOpusより高いけどね。急ぎで難しいタスク、ってときの切り札」


トークン消費:同じプロンプトでも差が出る

リナ社長「タクヤ、ここが今日の一番おもしろいとこ。『同じ文章を投げたら、どのモデルも同じトークン数』って思うでしょ?」

タクヤ「え、違うんですか?文字数同じなら同じだと思ってました」

リナ社長「実は Opus 4.7以降は新しいトークナイザーを使ってる。同じテキストでも、旧トークナイザーのSonnet・Haikuに比べて、最大35%くらい多くトークンを数えることがあるの」

同じテキストのトークン数(Sonnet/Haikuを100とした相対イメージ)
Opus 4.8   ███████████████████████████  最大 135
Sonnet 4.6 ████████████████████          100
Haiku 4.5  ████████████████████          100

タクヤ「マジですか。じゃあOpusはSWE-benchの数字以上に、お財布にも厳しい……」

リナ社長「そういうこと。単価が高いうえにトークンも増えがち。でもこの新トークナイザーがOpusの性能アップに貢献してる面もあるから、一概に悪いとは言えない。賢さの代償ね」

タクヤ「同じ作業をした場合のざっくりコスト感ってどうなります?」

リナ社長「入力5万・出力1万トークンの作業をイメージで試算するとこんな感じ。Opusはトークン増加分も上乗せして見てる」

モデルざっくりコスト(1回の作業イメージ)
Haiku 4.5約 $0.10
Sonnet 4.6約 $0.30
Opus 4.8約 $0.50〜0.68

タクヤ「HaikuとOpus、5〜7倍違うじゃないですか」

リナ社長「だから”全部Opus”は財布が死ぬのよ。逆に”全部Haiku”だと難しいタスクで詰まる。使い分けが正義」


できること・共通点

タクヤ「機能面はどう違うんですか?」

リナ社長「基本はみんな同じことができる。コード書く、ファイル編集する、コマンド実行する、Web検索する、ツール使う。違うのは”器の大きさ”と”賢さ”」

  • コンテキスト窓:Opus 4.8 と Sonnet 4.6 は最大100万トークン。巨大なコードベース全体を読ませても余裕。Haiku 4.5 は20万トークンで、これでも普通の作業には十分。
  • Fast mode:Opus系だけ。Sonnet・Haikuにはない(そもそも速いので不要)。
  • 賢さ:難タスクほどOpusの差が開く。簡単なタスクなら3つともほぼ互角。

タクヤ「100万トークンって、どれくらいなんですか?」

リナ社長「文庫本数冊ぶんのコードを一気に読ませられるレベル。大規模リポジトリを丸ごと把握させたいならOpusかSonnet。Haikuはそこまでの大物食いには向かない、ってだけ」


結論:リナ社長の使い分けルール

リナ社長「じゃあ最後にまとめて。タクヤ、これだけ覚えて帰って」

ふだんの作業の振り分けイメージ
Haiku  ████              簡単・大量・速さ重視(全体の一部)
Sonnet ██████████████    ふだんの8割はこれ
Opus   ███               本当に難しい1〜2割だけ
場面おすすめ理由
ブログ・文章・要約Sonnet品質十分でコスパ最高
軽い修正・定型処理・大量バッチHaiku速くて安い
難設計・難バグ・深い推論Opus賢さで殴る
急ぎ+難しいOpus + Fast mode賢さそのまま高速化

リナ社長「結局、普段はSonnet、簡単な雑用はHaiku、ここぞでOpus。これが黄金パターンよ」

タクヤ「F1と普通車と原付、ぜんぶ使い分けるってことですね」

リナ社長「そ。通勤に毎日F1乗るバカはいないでしょ。原付で十分な距離もあるし、ここ一番は性能で勝負。Claude Codeも同じ。賢く使い分けたモン勝ち」

タクヤ「……今日はちょっと社長っぽかったです」

リナ社長「いつも社長だわ!」


※ 価格・ベンチマークは公式ドキュメント(Claude API Pricing / SWE-bench Verified 公称値)に基づく2026年6月時点の情報です。最新の数値は公式サイトをご確認ください。

コメント